先日雪が積もった山の中で聞いたキツツキの音。
音がかなり澄んで聞こえて、改めてキツツキがすごいスピードで木をつついているということを実感しました。
で、そこで私の中に出てきた疑問・・・。
「キツツキって脳震盪起こさないのかな・・・」
恥ずかしながら、この年までそんな疑問も一切もたず、キツツキの音が聞こえたら「頑張ってるなー」と思うくらいでした。
帰って調べたらキツツキが脳震盪起こさない理由がすごかった。
- 脳が小さく、頭蓋骨が脳を守る用にぴったりと覆っている
- 舌がとても長く、頭蓋骨を包むようになっているので振動を吸収
- 人間にはない、瞼がもう一レイヤーあって、振動を受けても目が飛び出さない
すごくないですか?
なんとピンク色のがキツツキの舌!お鼻のところから頭蓋骨をまわって、お口に通じています。 |
キツツキのこの頭の構造にヒントを得て、内側にスポンジのついたヘルメットが考案されたそうです。
キツツキは木をつつきながら、虫を食べたり、巣を作ったりしています。
生命維持、種の存続に必要なため、キツツキが衝撃に耐えうる体の構造へと進化したんだという大変深い真実を学びました。
結局環境や自分を取り巻く状況によって柔軟に対応できることが種の保存にもとても大切なんだなと改めて思わされるできごとでした。
私たち人間も環境や置かれた状況に順応しながら生きていくのって大切な生存本能なんだなと思いますね。
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