カトマンズではスピードがあまりでない(交通量が多いため)のろのろ運転が多いのですが、やはり事故はあります。
今日もバスで向かう途中、学生さんがトラックにひかれて亡くなるという悲しい事故がありました。
そんなとき、ネパールの人たちは怒り、悲しみ、道を閉鎖します。車が入れないのでバスは途中で止まり、乗客はてくてくと歩くことに。先まで行くと学生さんと同じ学校に通う子供たちが手をつないで道を封鎖していました。
大体の場合は車だけが通れなくなるのですが、今回は学生さんたちの壁があって歩いてる人たちも先に進めない状態でした。で、私たち歩行者は近くのおうちの裏道を通って、大通りにでてバスが通っている道までてくてくと30分歩いていきました。
だんだんと暑くなってきて、喉はかわくはでアイスクリーム屋さんの前に人だかりが!
ネパールではこうやって死亡事故や大きな事故になると人々が悲しみをあらわにして道を閉鎖してしまうことが多々あります。
以前はよく理解できなかったこの行為。
でもネパールでは日本のように保険はないし、事故を処理するシステムも確立されてないし、政府の支援も少ないので、人々はこうやって自分たちの感情を表して整理していくしかないのだろうなと、最近ゆっくりと理解してきました。
この道の閉鎖は2-3時間で終わり、帰りは元に戻っていました。
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