新しい憲法はその後紆余曲折あり、やっとまとまったのが2015年9月21日。
ネパールは多民族国家なのでまとめるのが大変なのです。
新しい憲法ができたのはよいのですが、その後政治のからみでインドからの燃料供給がストップされ、ただいまネパールはオイルショックです。
先日までダサインでしたが、このオイルショックのため、ふるさとにも帰れず、みんな静かにダサインをお祝いしたそうです。
そもそも地震の復興もあるから、この時期のオイルショックはかなり痛い・・・。
みんな仕事にもいけずかなり鬱屈している様子。どうか早くネパールのオイルショックが解決しますように・・・。
そんな中、今日飛び込んできた良いニュース。
7年かけてできあがった憲法が始まり、選出されたのがネパールの歴史でも初の女性大統領。
与党統一共産党のBidhya Devi Bhandari(ビッディヤ デヴィ バンダリ)(54歳)副議長。
この方、70年代から政治活動を始めて、女性の社会進出のための政策に力を入れてきた経歴を持ちます。2009年には国防相もつとめました。
同じく政治家だった夫を交通事故(といわれていますが、暗殺だったのではというなぞも残ったまま)でなくしたあと、本格的に政治の世界に入っていきます。
ネパールは女性を大切にする国だと言われています。
女の子は学校に行けないとか、身売りされる女の子など、世界のニュースでは悪い面のみが取り上げられるので日本の人には驚きかもしれません。
しかしネパールの考え自体に女性を大切にする風習がもともとからあり、伝わってきているのも事実です。
そんなネパールの風習もあり、そして彼女の夫を亡くした後も前向きに努力した結果が今回の女性大統領誕生につながったのだと思います。
ちなみに私が七年前に初めてネパールを訪れた際、お会いした外務大臣も女性でした。
貧しさが前面に出されていますが、日本よりもかなり進んでるじゃないか!と驚いたことを覚えています。
女性としてはとっても嬉しいニュースです。
女性の素晴らしさがネパールを新たな方向へ導いてくれることを願って。
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