日本に比べるとそこまでは寒くないですが、何しろこちらには暖房がないので、だんだんと体が冷えてきます。
今日おうちに帰ると
「今日も寒いから、よし、火をおこそう!」という話になり、いらない木を集めてなんとおうちで焚き火をしました。
ネパールのおうちには洗濯物を干したり、ひなたぼっこをしたりする「コウシ」という場所があります。
日本で言うベランダのような場所ですが、かなり広いです。(1部屋分くらいあります)
そこで火を起こしました。
木に火がついて最初は一気に燃えるのですが、だんだんとおさまってくると、今度は家の中にそれをいれてヒーターの代わりにします。
何が良いって煙がもくもくでても誰も文句言わないし、みーんな火のそばに集まっていろんなお話をします。
残っておいたロティを温めたり、ダールを温めたり、そうやって火を楽しみます。
外で焚き火にあたったことはありましたが、おうちの中に炭火でじっくりと長時間座って温まったのは初めてでした。
で、それで気づいたのですが自然におこした火で温まると、温泉につかった後のような温かさがありました。
芯から温まって、その温かさが火から離れた後も続いています。これにはびっくりです。
電気やガスよりもはるかに体が温まるということが実感できました。
「ヒーターよりも一番、火が温かくしてくれるんだよ。起こした火で温かくなると、温かさが1週間続くんだよ」とみんなが言います。ネパールには風邪をひかないよう、1晩中火をつけて囲むお祭りがあります。
私たち日本人って火についてあまり知らないんだな~としみじみ感じました。
昔はこたつにも炭でおこした火をいれてましたよね。
体もぽかぽか、おしゃべりも楽しんで、久しぶりに体の芯から温まって、とても良い夜をすごしました。
3 コメント
一週間も体が温まるなんて、いいなぁ。体にも自然にも優しい。ポカポカした温かさは心地よいですよね。
ネパールではいろんな知恵がちゃんと伝わってるんですね。
日本は囲炉裏で暖をとってたんじゃないかなぁ。そのせいか、実家の居間の天井や柱は黒かった気がします。その頃は、囲炉裏を囲んで、ネパールみたいに団欒があったのかなぁ。
そういえば子供のころ、練炭(マメタンって言ってた)に火を入れて炬燵に入れてました。
今は、体の芯から温まってないのかなぁ。
火に当たりたくなりました。
そうそう、里芋やサツマイモを食べて、春の準備してますよー。里芋も蒸してそのままいただくのがお気に入りです。
本当、体にも自然にも優しいですね。
自然は必要なものをすべて与えてくれているので、特別なものは必要ないなと感じます。
そうですね、囲炉裏で暖をとっていたんだとおもいます。マメタン!懐かしい言葉です。
体が温まるだけでなく、火を見たことで心が落ち着きました。
日本でもどこかでみんなで焚き火できたらいいですね。
おいも、そのままで食べるのおいしいですね!
ぜひ唐辛子と塩も試してみてください!