アーユルヴェーダにもよく登場するギー。
不純物を一切含まない、栄養価の高い貴重な食べ物です。
日本にはこのギーはありません。日本語でよく「精製バター」と呼ばれてます。
ネパールではギーは日常生活に使用していて、ごはんに混ぜて食べたりフライして食べたりとよく登場します。少量で非常に良い香りと味を加えてくれます。
村ではこのギーを新鮮な牛乳から作ったヨーグルトから作っていきます。
ヨーグルトをかめに入れてこうやって紐と棒を組み合わせてぐるぐると何回も回してかきまぜていきます。素敵な帽子をかぶったお父さんが気合を入れて作ってくれました。結構力がいるんですよ!この紐と棒の組み合わせがポイント。この遠心力を利用して、かなり早いペースでかきまぜることができます。
棒の先はこのようになってます。
これで30分くらいずーっとかきまぜていくとだんだんと液体部分と塊にわかれていきます。
液体部分はマヒと呼ばれおなかの調子を整えてくれるこれまた貴重な飲み物になります。
塊の部分を取り出してこれを火にかけて不純物を飛ばしたらギーの完成になります。
ここから火にかけるとさらに量は1/4くらいに減ります。
これを火からおろして瓶に入れて常温で保管します。そうするとバターみたいに固くなります。
今回見せていただいたのは水牛のヨーグルトから作るギーでした。
3リットルからたった300gのギーができます。
水牛は脂肪分が牛乳よりも高いので牛乳で作る場合より多く取れました。
これがギーが貴重といわれる所以です。こうやって新鮮なヨーグルトから作るギーは非常に貴重で高価です。
カトマンズでもギーは売っていますが本物かどうかわからないのでみんな信頼できる農家の人から買ったりします。
こうやって作ったギーはヒーリング力も高く貴重です。村人たちはこのギーを自分たちのためや売るために作ったりしています。
4 コメント
美味しそう♪
火にかけたら、もっと量が減るですね。
(冷やしては食べないってことですね?)
ところでPCメールは届いてる?
こんにちは、PCメールですがもう一度以下のメールに送っていただけますか?
yamato@himalayanyuki.com
よろしくお願いします。
ギーはバターのように固まるのでそのままで食べたりはしませんよ。ごはんに混ぜたりいためるときに使用します。
こんにちは、コメントありがとうございます。
そうです、本物のギーはこうやって作るのです。味も香りも天下一品!
これは村の暮らしだからこその恵みですね。