村の暮らしの中に深く根付いているのが牛乳です。
今回訪れた村では水牛の乳を毎日飲んでいます。水牛の乳は脂肪分が牛乳よりも高いです。
カトマンズでは水牛のミルクは飲めません。
売っていますが本物かどうか、よくわかりません。
村ではその日に飲む牛乳を朝と夕方2回絞って飲みます。
まずは子牛に少し飲ませて、そこから搾乳開始です。
搾乳が済むと子牛に再び飲ませます。
全部絞ることは決してしません。
その日に必要な分と子牛に飲ませる分だけをとって次の回にまわしていきます。
1回で絞る量ってこのくらいです。
山の草を食べて育った水牛のお乳。それを自分で絞って飲むなんてとてもぜいたくです!
この牛乳からヨーグルトを作り、ギーを作っていきます。
ネパールでは朝も牛乳、夜も牛乳を飲みます。
お菓子も牛乳から作ります。
お客様が来たときにだすのも牛乳。この絞りたての牛乳でお客様にチヤを作ったり、お客様を迎える、送り出す儀式のときに牛乳を使います。
牛乳は村とネパールの生活に深くかかわり、きっても切り離せない存在です。
この絞りたての水牛の乳はカトマンズの人も特別なおいしさがあると口をそろえて言います。
カトマンズではさすがに工場でつくった牛乳を供給しているので、こうやって自分でしぼった乳を飲むというのは本当にぜいたくなことですね。
村の人たちは、写真のように牛や水牛が食べる草を自分たちで集めて持ってきて、その代わりにおいしい牛乳を飲むことができます。
後ろから見るとこんな感じ。草が歩いてるように見えます!
日本のようにパックを買うなんて村の人たちには考えられないでしょうね・・・。
「日本はパックに入った牛乳を買って3-4日くらいで飲むんですよ」という話をすると村の人たち、かなり驚いてました。一番のぜいたくって自然に基づいた生活なのでしょうね。
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