7月からモンスーンが始まり、ネパールでは大雨が降ります。
モンスーンになんとか間に合わせようとこちらの学生さんの団体に贈った寄付金で、14軒の仮設住宅の建設費の1部として使わせていただきました。
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2つの村に建てられた仮設住宅どう使われているか視察に行ってきました。
2つの村はカトマンズから車で約2時間で到着する場所です。
この2つの村は90%が全壊または半壊の被害を受けており、かつ1つの村には道路が通っていないというところから、支援がなかなか届かないそうです。
初めの地震の日、シリンゲ村はすべての家が壊れてしまい、シートを覆ってみんなで固まって寝たそうです。雨も降ったそうで、本当に大変だったと思います。
壊滅的な被害を受けていた村の人たち。
地震直後は生きる気力を失い、大変な時期もあったそうです。
地震で崩れたおうち。ここから使えるパーツ(窓枠やドア、その他家具など)を取り出して洗って干して新しいおうちに使います。 |
ネパールの人はもともと自分たちで家を建てているので、資材があれば、仮の家を建てる技術はあります。
地震1か月後には家族全員で住める仮のおうちを自分たちの力で建てていました。
私たちが支援したのは一部なので、まだ足りない部分は自分たちの力で建てたそうです。
こちらが村の人たちが建てた仮のおうち。そこらじゅうにあるがれきから材料を集めて作っているのです。日本人から見るとそれだけでもすごいことです。 |
仮設住宅の上にはソーラーパネル。これで生活に必要な電気の一部をまかないます。 |
こちらが私たちが支援した仮設住宅。中は結構広くて、5-6人が中で生活できます。 |
中はきれいに使っていました。 |
がれきを撤去して、仮設住宅を建てるので、まずは場所を確保するのが難しいわけです。 |
中にはベッドと、収穫した作物を干す場所にも使えます。農業で生活している人がほとんどなので、作物の貯蔵としても役に立っているそうです。 |
タイミング的に、雨が降るモンスーンのシーズンが始まる前に仮設住宅を建てることができたことが本当の意味で支援になりました。
村の人たちは皆さまからの支援に心から感謝して、仮設住宅があることで次の新しいおうちの準備に取り掛かることができると喜んでいました。
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