今回訪れた場所の1つに破壊の神、シヴァ神に非常にゆかりのある場所がありました。
Ishaneshwor Mahadev |
シヴァの妻はパルバティとして知られています。パルバティは実は初めの奥さんの生まれ変わりと言われています。
1人目の奥さんの名前はサティ。
サティの親はシヴァを疎ましく思い、シヴァを大切な儀式に呼びませんでした。
サティは自分の親とシヴァとの確執をなんとかしようと努力しますが、どうにもできないと嘆き、シヴァの名前を呼びながら、火の中に身を投げて死んでしまいます。
それを知ったシヴァは怒り狂い、サティの亡骸を背中に乗せて世界中をさまよいます。
シヴァは怒りで自分をすっかり見失い、さまよい続けます。
破壊の役割をしないことで、他の神々が困り果ててしまいます。破壊というとマイナスのイメージを持つ人もいるかもしれませんが、すべてのものは壊すことで新しく生まれるのです。
新しく生み出すためには、壊すことが不可欠なのです。
そうしてビシュヌ神が「ハエ」を作りました。
(これがハエの誕生だそうです!)
「ハエ」がサティの体を少しずつ腐らせ、部分部分が落ちていったといわれています。
その1つが今回訪れた場所。
サティの大腿部(太もも)が落ちた場所と言われています。
今はここにシヴァ神を祀るお寺を作っています。
ということで、伝説にもでてくる非常に有名な場所。
明日はこの伝説にも出てくるお寺で行われたシヴァラットリの様子について書きたいと思います。
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