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ネパールの消え行く言語



ネパールは他民族国家。
102個の民族があって言葉もそれぞれ違うので日本人からすると大変驚きです。

ネパールの西部に住む、75歳のおばあちゃん、ギャニ マイヤ センさん。

Gyani Maiya Sen
現在75歳、唯一「クスンダ」語を話せるギャニさん。BBC News より抜粋。

このおばあちゃんは、ネパールで「クスンダ」語を完璧に話せるただ一人の方だそうです。
言語というのは、そもそも何かの言語を元にして派生してできています。
世界に存在する言語は20グループにわけることができるのですが、この「クスンダ」語というのは、どの言語にも属さない、独立した言語なのだそうです。文法、発音、すべてにおいて独立した非常にミステリアスな言語です。


現在クスンダ族は100名ほどネパールにいますが、ギャニさんを除いてみんな片言の「クスンダ」語しか話せないそうです。
「自分はネパール語を話せるけれど、自分の民族の言葉を今では誰とも話せないことが悲しい。
自分が死んだら、この言語も一緒にこの世からなくなってしまう」
とギャニさん。

現在言語学の学生や教授たちが「クスンダ」語を残そうと、ギャニさんから学び、少しずつ書面に残しているそうです。
数年前まではもう2名いた「クスンダ」語を完璧に話せる方たちも1名はなくなり、1名は仕事のため外にでたそうです。

一人の人と一緒になくなる言語があるということに驚きと淋しさを感じて、今日はこの記事をみなさんに紹介することにしました。

BBCニュースより抜粋。
原文(英語)が読みたい方はこちらから

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