スケジュールカレンダー

ライナスコート村の現状

今回の初めの地震の震源地から近い、ラムジュン州のライナスコート村。
地震の被害がひどかった地域として、今回視察と支援に行ってまいりました!


ここは私たちが5年にわたり訪れているヒマラヤの美しい眺めがある村です。






村人たちは農業と畜産、ホームスティプログラムで生計をたてています。

この急斜面 雨季の時期は緑が豊かです。急斜面にやぎと人がいるのが見えますか?自然の中でたっぷりと草をたべて育つやぎさん。見てるだけで心がほっこりとします。


今回の地震の被害により、村の家は90%にひびが入り今は村の人たちは寝るときは仮設でたてたテントや自分たちで建てた仮設のおうちで寝ています。
あるものを組み合わせて作る仮設住宅。これは本当に仮住まいです。


雨季の時期によくこのテントでがんばってるなと。寝るときは家族全員、このテントの中で寝ています。ちなみにこのテントのシートはみなさんからの支援金で配布しました。


ネパール政府から1万5千ルピーの義援金がでるのですが、こうした山のエリアは道路もなく、 また義援金は届いていないそうです。
そのため、ひどい雨の時期でもテントや仮に建てたおうちでなんとか雨をしのいでいる状況です。


地震の後から車の便もぐんと減り(いや、もともと1日1-2便だったけど)、雨で道路状況も良くないので歩いて登る降り。結構湿度&気温も高く、長距離の歩きに久々に、鍛えられました!

90%の家がひびが入った半壊状態。
村の若い男性は出稼ぎに出ているため村には子供、女性で70%残り30%くらいが男性です。(それもほとんどはおじいちゃんたち)。

お料理するときは、半壊のおうちに入りかまどで作り、外で食べて寝る時も外で寝ている状態です。
(ネパールの村にはガスがないので、大体かまどで薪をくべてお料理します。)

これで雨が降ると、みなさんいつ家が崩れるのか心配で・・・。


私たちが訪れたちょうど次の日、 大雨が降り女性たちは「雨が降ると崩れるか心配になるんだよね」と言いながらひびの入ったおうちをみんなで眺めていました。

地震が来たばかりのときは、半壊したおうちを見てみんなこれからどうやってやっていこうかと途方に暮れたそうです。

今は2か月たって、少しずつみんな前向きに「強い家を建てたい」という希望がでてきたようでした。

地震の後、村を離れた人たちもいますが、この村の風と水に育てられたから、村を離れられないという人たちが残って新しい家の建設のため少しずつ前に進んでいる状態です。


村のみなさんが前向きに次のことを考えている姿勢を見て、安心しました。

私たちもできる範囲で村を支えていきたいと思います!
日本のみなさんからの支援金で購入したシートと蚊よけネットは村のみなさん毎日使ってます。
これがないと本当に困るんだとみなさん口をそろえて言ってました。





コメントを投稿

2 コメント

samjhama さんのコメント…
村まで登られたんですね。
それにしても、大変な被害と生活ですね。
お家の再建と、日々の生活、農作業もままならないだろうに。
少しでもお役に立てることをしていきたいです。

HimalayanYuki さんの投稿…
登りました!
しかし冬と違い、下は結構湿度も暑さもあり、かなり汗びっしょり。
私たちが訪れる2週間前からひびの入ったおうちに少しずつ生活を始めたみたいです。
余震もまだあるので、油断はできないですが。
今回実際目で見て情報収集したので日本のみなさんに伝えていきたいです