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サンク村の被害状況

カトマンズについて2-3日経過しています。

この間、地震の影響があったところを回っていますが、カトマンズ盆地内は本当に世界遺産ばかりが崩れているというのが印象です。
もちろん、世界遺産の近くの古い建物やおうちが崩れている箇所もあります。

でも一番の被害がひどいのは、世界遺産のある個所ばかり。
カトマンズの人たちに地震の影響に聞いてみても

「カトマンズの被害は、村の被害に比べたらなんでもないよ」という人がほとんど。

カトマンズからそこまで遠くなく、被害が大きかった村を訪ねて、視察に行ってきました。
ここは3千年前からの伝統を守り続けてきた、サンクという村。

伝説にも出てくる、非常に歴史的な場所です。
カトマンズから15㎞ほど離れた場所。


ここは村に入ったときから被害がすごかったです。
実際495軒あるおうちのうち、40軒が全壊したそうですが、被害はそれ以上に見えます。
村のほとんどのおうちが被害にあったように見えます。半壊も入れるとかなりの数に上るのではないでしょうか。
村の入り口に建つ、みんなが休む場所。がれきに覆われていました。

というのも、この村は3千年からの歴史を守りつつ、代々家を受け継いできた場所です。

古い家になると100年以上になるものもあり、その古い家すべてが全壊してがれきと化しました。

足の踏み場もないほどのがれき。みんなここを通っていくのです。


がれきの中から必要なものを探している最中。

ちょうど私たちが村を訪ねたときには、がれきの撤去作業をしている最中。

機械が入らないのでやはりすべて手作業です。ボーイスカウトやボランティアの人たちが手作業で撤去してました。

生活に必要な水がでる場所。ここに建物が崩れて今はがれきの撤去作業。 
地震が来て外に逃げ出した人の多くが、崩れた家の下敷きになり被害にあったそうです。

地震から2か月たっていますが、がれきの撤去はすべて手作業。
気の遠くなるような大変な作業です。

家を失った人のために、仮設住宅の棟が連なっていました。


がれきのない、平らな場所でないとテントや仮設住宅を建てることができないので、テントが連なっています。








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