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ネパールの森は生きてる

ネパールの森には、人や家畜やら動物などなど、誰かまたは何かがいます。
村ではまだ薪でお料理を作ったり暖をとったりしますし、家畜のえさに草も必要です。
足りない分や雨の日の分などは、みんな余裕のあるときに備蓄しておきます。
村の人たちは大体どの場所でとったらいいのか、みんな一度来た時に次のことを考えて草を刈り取ります。薪は、森の木の古くなった部分のみを切り落とし、それを薪として使うのです。
乱伐もありません。自分たちのため、森のため、みんなちゃんと考えて、今日はここをとったから次は別のところから取っていきます。

家畜も放牧して山に登り、たっぷりの草を食べて自分たちでおうちに戻ります。
なので、野生動物も含めると、ネパールの森を歩くと誰かまたは何かに出会うこと、多しです。
この日は村の人のたちが薪を集めるところを見せてもらいました。

はいてきたサンダルをちゃちゃっと脱いで、するするするっと木に登ります。


古い枝たちを見極めてから鎌で2-3回叩いて切り落とします。
そのほか、枯れて落ちて枝に引っかかっている木の枝も、ながーい木の棒を見つけてきては落す。それを切って薪にします。
そうして時間をかけて集めた薪を、今度は山の上から運ぶようにまとめていきます。
薪はやはり重いので、できるだけ同じ長さのものをまとめていきます。

慎重に慎重に同じ長さのものを重ねていきながら、大体そろってきたら、今度はまた木のほそーいつるをとってきて、幾重にも重ね、それで薪をしっかりと固定します。

薪は重いので、結構慎重に丁寧に組立作業を行います。
まとまったらさらに薪を打ち込み、絶対に落ちないよう、固定してできあがり。
 
 
これを頭と背中で背負って歩いて下山していきます。
 
これは本当に重い。
だけど村の人たち、あせもかかず、サンダルでささっと山を下りていきます。
 
この人たちの生活には無駄がない。
結局使ったものもすべて山のものだし、ごみは一つもださなかった。
 
 
私も最後の何mかを背負わせてもらいましたが、首にめり込むこの重み。
 
これを毎日してるなんて、村の人たち、やっぱりすごい。
 
毎日ごみをたくさん排出してる私たち。シンプルに生きることは、自然とともに暮らすこと。
少しでもごみを減らすことにつながったらいいなと思い、この記事を書きました。
 


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